【第2回】Javaプログラムの基本構成を理解しよう!
さて、第1回の講義はどうだったでしょう?
実行するまで辿り着けました?
プログラムは理解できました?
では、この第2回では前回の「Hello World」プログラムを利用して、
まずは実行させるまでの流れを理解していきましょう。
まずは第1回でも用いたHelloWorld.javaの登場です。
ファイル名:HelloWorld.java
public class HelloWorld { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello Java World !"); } }
さて、それでは、さっそく上記のHelloWorldプログラムがどのような意味だったのか、
上から順に理解していきましょう。
1.まずはクラスの名前付け
public class HelloWorld
ここは、作るプログラムのクラス名を決めています。
Javaでは、プログラムの一つ一つを「クラス」と呼びます。
この行では、2行目と7行目の中括弧でくくられた部分を
「HelloWorldクラス」と決めているのです。
2.Javaプログラムは”main”から始まる
次の行は『おまじない』のように覚えてしまいましょう。
public static void main(String[] args)
プログラムは、必ずこのmain文から始まります。
第1回のプログラムの実行時に”java HelloWorld”と入力して実行したと思いますが、
“java (クラス名)”と入力することで、javaはそのクラスのmain文の中身を実行するのです。
“String[]”は文字列のデータ型をあらわし、argsで「複数の文字列」を意味します。
このmainの中ではargsは使われていませんので、説明は後日としましょう。
3.文字列の表示を行う
最後に、実際の表示を行っている行ですが、
System.out.println(“Hello Java World !”);
このように記述することで、””で囲まれた部分が、画面に表示されます。
“System”および、”System.out”はJavaで用意されている、クラスライブラリのひとつで、
つまり、自分で作らなくても用意されている部品です。
その中の”println”という処理を用いて文字列”Hello Java World !”を表示しています。
ちなみに”println”を”print”に置き換えると、画面に表示した後、改行を行いません。
ここまでをまとめると
ファイル名:クラス名.java
public class クラス名 { public static void main(String[] args) { // 処理部分 // : // : } }
となります。
さて、今回の内容はここまでです。
以降、Javaプログラムを作っていく時に、ここで学んだ基本は必須項目です。
よく理解しておいてください。